| 内陸州にもかかわらず、ケンタッキー州は米国水路輸送の要所でもあります。ケンタッキーとウェストヴァージニアとオハイオの3州の境に位置するハンティントン港は、貨物取扱い量で全米1位の内陸港、そして外洋港も含めて米国で7番目の貨物取扱い量を誇っています。ミシシッピー川を河口の大都市ニューオーリンズから北上しますと、ケンタッキー州の西の州境でミシシッピー川の本流から支流オハイオ川が分岐、ケンタッキー州の北側州境に沿って東北に上り、さらに上流は五大湖の1つエリー湖近辺にまで達します。
州内にはオハイオ川沿いにヘンダーソン河港、ルイビル河港、オーエンスボロ河港、パデューカ河港など、また西側州境にはミシシッピー川沿いにヒックマン河港が、高度な荷役施設を装備して効率的な水路輸送を提供。広大なミシシッピー川の水路網を利用して、コンテナ貨物やバルク貨物が中西部・五大湖・メキシコ湾沿岸地域間で輸送されています。これらの河港は州・地元自治体が運営していますが、荷主との契約ターミナると民間のターミナルを数多く備えています。

ミシシッピー川水系の延長として、州内の河港は世界各地の港と海洋航路で繋がっていて、輸出・輸入貨物も大量に取り扱っています。ちなみにルイビルとノーザンケンタッキーの2箇所は、米国税関直接管轄下の外国貿易地域(Foreign Trade Zone)に指定されています。この地域では輸入通関手続き・関税の支払い・輸出手続き・内国物品税の免除・簡素化などの面で様々な優遇措置が講じられています。 |