ケンタッキー州政府および連邦政府、運輸物流業界は、同州の地の利を最大限に活かすため、長年にわたり州内・州間輸送網やターミナル施設を築き上げてきました。結果、ロジスティックス面で、大変高い評価を得ています。たとえば、物流専門誌 ”Expansion Management and Transportation & Distribution”の2001年9月号では、陸空輸送システムの能力・効率調査において、ケンタッキー州は州別で第6位にランクされました。
■高速道路網
ケンタッキー州内の幹線道路は、総延長は約 127,000km。5本の州間高速道路(インターステート・ハイウェイ)が、米国東部・中部地域の主要都市とを結んでいます。さらに、これら5本の州間高速道路は9本の州内高速道路に接続され、州内どこからでも全米各地への輸送を迅速に行える体制が整っています。
■空路
州内には3つの主要空港があり、全米および世界各都市とを結んでいます。シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港は、年間の旅客数が 2200万人を超える米国有数の空港で、世界各地の126の都市、北米の100以上の都市との間に直行便を運行しています。同空港は、DHL社の北米最大仕分け・発送基地になっています。ルイビル国際空港は全米50以上の都市へ毎日100便を超える出発便を運行。貨物取り扱い量で全米第5位、世界第11位。UPS社が同空港を国際貨物輸送拠点としています。また、レキシントンのブルーグラス空港は、全米主要都市への直行便に加え、州内44箇所の地方空港に毎日往復便を運行しています。
■鉄道
主要鉄道会社3社の路線が州内を巡り、ケンタッキー州は、五大湖、大西洋沿岸、メキシコ湾岸地域と直接結ばれています。また、州内ではバデューカ&ルイビル鉄道の東西横断線を含め、計 10社の地方鉄道会社が輸送サービスを提供しています。近年ますます重視されているインターモダル輸送(協同一貫輸送)の拠点を州内に複数箇所有しています。
■水路
ケンタッキー州は内陸州にもかかわらず、米国水路輸送の要所です。州内の輸送水路の総延長は約 1,770km。ミシシッピ川とオハイオ川沿いに合わせて7箇所の公営河港があり、世界各地の港と海洋航路でつながっていて、輸出・輸入貨物も大量に取り扱っています。ウエストバージニア、オハイオとの3州の境に位置するハンティントン港は、内陸港では全米1位、外洋港を含めても第7位の貨物取扱量を誇っています。