Kentucky ケンタッキー州政府極東代表事務所
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現在、ケンタッキー州には 100社あまりの日本の製造企業が製造工場を立ち上げ、全米市場を視野に操業中です。これら日系製造業の総雇用者数は3万8千人あまりで、州内の全製造業雇用者数の約14%、全外資系企業の雇用者数の半分以上を占めるに至っています。その要因は、ケンタッキー州の投資環境のよさにあるといえます。中でも、以下の8項目は進出企業にとって大きなメリットとなっています。
メリット1 米国市場内での抜群の地の利
メリット2 発達した陸・空・水の輸送網
メリット3 利益を高める低いビジネスコスト
メリット4 技術と意欲・質の高い労働力
メリット5 地元資源が支える廉価な電力料金
メリット6 進出企業に有利な税制
メリット7 多彩で手厚い投資優遇措置
メリット8 安心の生活・教育環境

メリット1  米国市場内での抜群の地の利
合衆国全土を面積を尺度に東西に大まかに二分すると、経済力・人口の両面で東半分がはるかに優位です。たとえば、米国全人口2億7千万人の 67%が東半分に居住。東西比は2対1です。経済力の比もこれとほぼ同様です。その東半分の中央に位置するのがケンタッキー州です。州を中心に半径1,000kmの円を描くと、米国東半分の大部分が円内に収まってしまいます。1,000kmは、米国の発達した高速道路網を使えば、夕方出荷した荷物を翌朝には余裕を持って納品できる距離です。ケンタッキー州の優れた地の利とは、「翌朝納品」圏内に全米の32主要都市、つまり7割の人口と経済力が包み込まれている点です。『フォーチュン誌』の米国企業上位25社のうち23社がケンタッキー州に製造またはサービス拠点を置いているのもうなずけます。

メリット2  発達した陸・空・水の輸送網

ケンタッキー州政府および連邦政府、運輸物流業界は、同州の地の利を最大限に活かすため、長年にわたり州内・州間輸送網やターミナル施設を築き上げてきました。結果、ロジスティックス面で、大変高い評価を得ています。たとえば、物流専門誌 ”Expansion Management and Transportation & Distribution”の2001年9月号では、陸空輸送システムの能力・効率調査において、ケンタッキー州は州別で第6位にランクされました。

高速道路網
ケンタッキー州内の幹線道路は、総延長は約 127,000km。5本の州間高速道路(インターステート・ハイウェイ)が、米国東部・中部地域の主要都市とを結んでいます。さらに、これら5本の州間高速道路は9本の州内高速道路に接続され、州内どこからでも全米各地への輸送を迅速に行える体制が整っています。

空路
州内には3つの主要空港があり、全米および世界各都市とを結んでいます。シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港は、年間の旅客数が 2200万人を超える米国有数の空港で、世界各地の126の都市、北米の100以上の都市との間に直行便を運行しています。同空港は、DHL社の北米最大仕分け・発送基地になっています。ルイビル国際空港は全米50以上の都市へ毎日100便を超える出発便を運行。貨物取り扱い量で全米第5位、世界第11位。UPS社が同空港を国際貨物輸送拠点としています。また、レキシントンのブルーグラス空港は、全米主要都市への直行便に加え、州内44箇所の地方空港に毎日往復便を運行しています。

鉄道
主要鉄道会社3社の路線が州内を巡り、ケンタッキー州は、五大湖、大西洋沿岸、メキシコ湾岸地域と直接結ばれています。また、州内ではバデューカ&ルイビル鉄道の東西横断線を含め、計 10社の地方鉄道会社が輸送サービスを提供しています。近年ますます重視されているインターモダル輸送(協同一貫輸送)の拠点を州内に複数箇所有しています。

水路
ケンタッキー州は内陸州にもかかわらず、米国水路輸送の要所です。州内の輸送水路の総延長は約 1,770km。ミシシッピ川とオハイオ川沿いに合わせて7箇所の公営河港があり、世界各地の港と海洋航路でつながっていて、輸出・輸入貨物も大量に取り扱っています。ウエストバージニア、オハイオとの3州の境に位置するハンティントン港は、内陸港では全米1位、外洋港を含めても第7位の貨物取扱量を誇っています。


メリット3 利益を高める低いビジネスコスト
地域金融調査会社が毎年発行する報告書 ”North American Business Cost Review”には、州別の事業コスト比較が掲載されています。この調査では、人件費、エネルギー費、税負担の連続3年間のデータを分析し、総合ビジネスコストを評価しています。2005年版では、ケンタッキー州は第4位。全米平均よりも15%低いという結果が出ています。上位3州は、いずれも米国の西半分に位置しています。したがって、人口・経済力が優勢な東半分では、ケンタッキー州が最も総合ビジネスコストが低い州であることになります。総合ビジネスコストが割高だと評価された州が五大湖や北東部地域に多くある中で、ケンタッキー州のコスト優位性は際立っています。

メリット4 技術と意欲・質の高い労働力
米国商務省の調査によると、ケンタッキー州の労働生産性は、全国平均を8%上回っており、賃金1ドル当たりの生産性では、周辺7州よりも高いという結果が出ています。その背景には、質の高い労働力の存在が挙げられます。ケンタッキー州は、各種職業研修や社会人教育に相当な財源を投入してきました。一方、学校教育でも、近年の教育改革により、コミュニティカレッジおよび技術短大 62校を対象としたKentucky Community and Technical College System (KCTCS) 制度が創設され、2年制大学の活用が重点的に拡大されています。

メリット5 地元資源が支える廉価な電力料金

競争激化によって、企業は、長期的製造コストや配送コストの見直しを図り、かかるコストの地域差を分析する必要性に迫られています。中でも水道光熱費は基本中の基本です。ケンタッキー州は、電力・天然ガス・水道料金の低さにおいても、競争優位性のある州です。特に、工業用電気料金は、6年連続で全米最安価を記録しました。州が全米3位の石炭産出州であり、豊富な石炭資源を有していることがその主因です。一方の天然ガス料金の低さの主因は、ガス生産地であるメキシコ湾岸と大消費地である北東部を結ぶパイプラインが州内を縦断していることです。


メリット6 進出企業に有利な税制

2005年春、ケンタッキー州の税制改革が実施され、法人所得税の税率引き下げが決定されました。同時に、州法人事業ライセンス税の廃止が決定、同年12月31日をもって同税は廃止されました。州法人所得税は、現在、課税対象所得0〜50,000ドルが税率4.0%、同50,001〜100,000ドルが5.0%、同100,001ドル超が6.0%になっています。また、下記(7)の投資優遇措置によって、条件を満たした進出企業は所得税の控除が受けられます。この控除制度について、あるいはケンタッキー州で企業に課される税金の種類と概要については、ケンタッキー州政府極東代表事務所発行の『ケンタッキー州投資環境』をご参照ください。


メリット7  多彩で手厚い投資優遇措置

ケンタッキー州は新規進出はもちろん、既進出企業に対しても、さまざまな優遇措置を供与し、企業の成功を後押ししています。その優遇措置は多彩で、税金の控除、助成金の支給などが、受けられます。代表的な優遇措置として、ケンタッキー州産業開発法( KIDA)、ケンタッキー州地方経済開発法(KREDA)、ケンタッキー州雇用開発法(KJDA)、産業歳入債(IRB)、ブルーグラス州技能公社(BSSC)、事業振興地域プログラム(KEZA)などがあります。詳細は、ケンタッキー州政府極東代表事務所発行の『ケンタッキー州投資環境』をご参照ください。


メリット8  安心の生活・教育環境

ケンタッキー州は、低い犯罪発生率、低い生活費、充実した教育施設が自慢。日本企業の駐在員とご家族に安心して生活していただける環境が整っています。犯罪発生率は、 FBIの2000年の調査によると、非暴力的犯罪件数が全米平均よりも30%、暴力的犯罪件数が全米平均よりも41%少ないという結果が出ています。生活費は、都市事情調査機関ACCRAの2003年調査によると、総合生活費の比較でケンタッキー州の9市が全米平均よりも5%から15%低いと評価されました。教育施設は、33校の4年制大学の他、多数の高等教育施設が州内に点在しています。また、日本語による初等・中等教育を継続できるよう土曜補修校が州内に3校、州外でも州境近くに5校開設されています。病院設備、文化施設も充実しており、近年、日本からの居住者が増えているため、日本食レストランが増えています。地元食品店での日本食材の入手も容易になってきました。

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